2009年06月14日

石井亮一・筆子記念館

6月13日の土曜日、私が評議員をつとめる社会福祉法人滝乃川学園にて、国指定の有形登録文化財の本館が修復保存工事を終え、「石井亮一・筆子記念館」としてリニューアル・オープンしたため、祝別式とパーティーが行われ、出席させていただきました。記念館落成記念として、創立者石井亮一夫人で、第2代学園長石井筆子の肖像画を学園に寄贈させていただきました。
石井亮一・筆子記念館


滝乃川学園旧本館は、社会から広く募金を募り、巨額の費用を投じて修復保存工事が行われました。学園関係者をはじめ、学園に心寄せる多くの方々の善意、浄財によって、「石井亮一・筆子記念館」として今回、リニューアル・オープンしたもので、社会全体の貴重な財産として、これからも末長く保存されることを切望します。祝別式では、巨額の費用を必要とする本館修復保存事業を行う英断を下した前理事長の、「石井亮一・筆子の知的障害を持って生まれてきた子供たちへの無償の愛の証である本館をなんとしても残したかった」というお言葉がとても印象的でした。一時は解体処分が理事会決定されたものを、前理事長とそのあとを引き継いだ現理事長を筆頭に有志の皆さんが保存運動を展開し、理事会決定を覆して保存ということになったそうです。
石井亮一・筆子記念館


今後も滝乃川学園のために、少しでも支えになる活動をしてきたいと思っています。このような場に招待をいただいた学園関係者の皆様への感謝と、本館修復保存に関わられた多くの皆様の尽力にあらためて敬意を表したいと思います。ぜひ皆さんも足を運んでみてください。



Posted by Yoshinori  at 00:00